長島司先生は、農学を専攻され、高砂香料で35年のキャリアを積まれ、フレグランスジャーナル社からの出版書やアロマトピアの寄稿で著名な先生です。アロマテラピーの範疇ではなかなか勉強できない詳細な抽出法やフレグランス業界の長い歴史に裏付けられた深い知識を教えていただきます。定員20名ですので、お早めにお申し込み下さい。
7月6日(土) 14:00〜16:00 ※終了しました
「動物の香り・樹脂の香りと焚香体験」
ムスク、シヴェット、アンバーグリスなどの動物の香り(アニマルノート)は、現在では絶滅危惧や動物愛護などの観点から入手が困難になっていて、多くは合成香料に置き換えられていますが、かつては香り作りに欠くことのできない素材でした。このパートでは、動物が発する香りの成分が他の香りとどのように違うのか、そしてその役割などについて解説します。
樹木から浸出する樹脂(バルサム、レジン)は、傷ついた部分を修復するためあるいは病虫害から身を守るためのもので、焚くと芳香を発することから、古来より宗教儀式など神聖なものとして取り扱われてきました。この講座では、植物が樹脂を浸出する理由、樹脂の香り成分などを解説し、乳香、ミルラ、ベンゾインなどの樹脂の香り体験をしていただきます。

講師 | 長島 司
高砂香料工業株式会社にて、精油化学と製造技術、天然物化学の研究開発を行った後、海外事業のテクニカルコーディネーターとして、海外製造拠点の生産管理や製造技術の移転などを担当 定年退職後は、ハーブ&アロマ関連の執筆や講演活動を行っている 著書: 「ハーブティー その癒しのサイエンス」2010年、フレグランスジャーナル社 「ビジュアルガイド 精油の化学」2012年、フレグランスジャーナル社 雑誌aromatopia、JAMHA会報誌の連載記事や単発記事を多数執筆 |
講座名 | 長島司先生の特別講座「動物の香り・樹脂の香りと焚香体験」 |
日程 | 7月6日(土) |
時間 | 14:00〜16:00 |
受講料 | 7,560円(税込) |